社会保険と労働保険、それぞれの仕組みと加入の流れ
まちだ社会保険労務士事務所の町田です。
前回は「社会保険と労働保険ってどう違うの?」というテーマでお話ししました。
今回はもう一歩踏み込んで、それぞれの仕組みと加入の流れを、やさしく整理してみます。
社会保険の仕組み
社会保険は「生活の安心」を守る制度です。
- 健康保険:病気やけがをしたときの医療費をカバー
- 厚生年金:老後の生活を支える年金
- 介護保険:40歳以上が対象、介護サービスを受けるときに利用
加入の流れ
- 従業員を雇用したら → 社会保険の加入対象かを確認
(正社員の所定労働時間の4分の3以上働く人など) - 年金事務所へ届け出
- 「健康保険・厚生年金保険 新規適用届」
- 「被保険者資格取得届」 などを提出
- 会社が手続きをすると、本人の情報が「マイナポータル」などに反映され、オンラインで確認可能
労働保険の仕組み
労働保険は「働くことの安心」を守る制度です。
- 労災保険:仕事中や通勤中のけが・病気・死亡を補償(保険料は事業主が全額負担)
- 雇用保険:失業や育児休業中の生活を支える(事業主と従業員で負担)
加入の流れ
- 事業を始めたら → 労働保険の「成立届」を労働基準監督署へ提出
- 従業員を雇用したら → 「雇用保険 被保険者資格取得届」をハローワークへ提出
- 保険料は毎年「年度更新」でまとめて申告・納付
ポイント整理
- 社会保険:生活保障(医療・年金・介護) → 窓口は年金事務所
- 労働保険:労災補償と雇用の安定 → 窓口は労基署・ハローワーク
- 事業主の義務:対象になれば必ず加入。未加入だと遡って請求されることも…
👉 次回は「社会保険や労働保険に入らないとどうなるの?」というテーマで、未加入のリスクについてお伝えします。

